代表挨拶
本地域は、古くから災害に悩まされながらも先人たちが乗り越えてきた歴史があります。38年前の昭和61年8月5日の豪雨災害から、平成23年東日本大震災、平成27年9月関東・東北豪雨、令和元年19号台風、令和4年7月洪水など、数多くの災害に見舞われながらもその都度みんなで協力しあいながら自ら立ち上がって来ました。
近年の国土強靭化対策、制度の拡充が図られ、国土交通省の吉田川・新たな「水害に強いまちづくりプロジェクト」や、東北初となる吉田川・高城川特定都市河川に指定(令和5年7月18日)により、あらゆる関係機関による流域治水の取り組みが進められております。こうした機会を千載一隅のチャンスと捉え、先人の知恵と過去の教訓の共有、震災の伝承等により、防災・減災に向けた意識の醸成と、地の利を活用した地域の安全・安心を高めて行くこと、また、河川環境保全の取り組みによる河川の魅力向上といった効果が期待されます。
現計画では、8月〜3月にかけて”みず”から守る流域治水の推進を図るための各種イベントを実施予定。
会長挨拶
吉田川(よしだがわ)は 宮城県中部を東西に流れる鳴瀬川の支流。 全長 51km。また高城川(たかぎがわ)は、宮城県中央部を流れる本流の二級河川です。本地域は、昭和 61年8月5日の豪雨災から38年、これまで平成27年関東・東北豪雨、令和元年東日本台風、令和4年7月記録的豪雨により、堤防決壊や越水による被害は甚大であリます。こうしたことから、私たちりゅうちるネットワークは、吉田川・新たな『水害に強いまちづくリプロジェクト』の実践や『“みず”から守る流域治水』の推進など、過去の教訓や対策を活かした、さらに地域の安全を高め、関係者が一体となって取り組む母体となってまいります。この取り組みには多くの困難が伴うかもしれませんが、流域のあらゆる関係者が協働していくことにより、人命と地域の生業を守る、安全・安心な社会の形成大切さ、‘水から’‘自ら’「みずから守る流域治水」という目標を達成するための力となることでしょう。皆さんの知識、経験、そして情熱が、私たちの事業に新たな活力をもたらすことを期待しています。吉田川流域の安全と繁栄のために、共に頑張りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。